シナリオ 死神さん その4
2000年9月21日 ○ 映画館の前
映画が終わって、入れ替えのため多くの
人が列を作って待っている。
シン、列を無視してはいってく。
真理、「いいの?」っていう顔。
シン、「いいの」っていう顔をして真理
の手を引っ張ってはいっていく。
○ 遊園地
クリスマスだけあって人があふれてい
る。
○ 観覧車の中
シンと真理が向き合って座っている
シン「みてみな。」
真理「うわっ、きれい」
シン、真理の顔を見る
シン「はじめて笑ったね」
真理「えっ」
シン「ずっと笑わなかったでしょ」
真理「...」
シン「キミはあのベンチで座ってた時はずっ
と 悲しそうな顔をしてた」
真理「...うん」
シン「ねっ。あのベンチに座ったらこんなき
れいな景色を見ることもできなかった
し、笑顔になることもなかった」
真理「うん、わかってる...。わかってる
けど」
真理、泣きそうな顔になる。
シン「あーっ。わかった、わかった。せっか
くのクリスマスなんだから泣くなよ」
○ ポストの前
カン「で、それから?」
シン「映画館、遊園地の次はピアノのコン
サートが見たいっていうからそこに
行って、サッカー観に行ってそれか
ら...」
カン「めちゃくちゃ遊んだね」
シン「幽霊だから移動時間がかからないん
だけど」
カン「なるほどね(笑)」
シン「それで、またあのベンチの戻った」
○ベンチの前
走ってきた様子でシンも真理も息を切ら
している
真理がベンチに座る
シン「久しぶりに走った。いつも浮いている
から。」
真理「疲れた。幽霊でも疲れるんだ。一生分
遊んだ感じ」
シン、近くの時計を見る。
シン「間に合ったね、約束の時間に」
真理「うん」
シン、真理の横に座る。
シン「ボクもちょっとの間待ってるよ」
夜になった通りには多くの人があふれ多
くのカップルがまえを通り過ぎていく。
× × ×
時計が約束の時間の30分後をさす。
二人、正面を見ながら
シン「おそいね」
真理「彼はよく遅れてくるから」
シン「そうでした」
前から、男が歩いてくる。
真理の顔が明るくなる。
シン「彼か?」という顔で真理を見る。
男、ベンチの前で立ち止まる。
映画が終わって、入れ替えのため多くの
人が列を作って待っている。
シン、列を無視してはいってく。
真理、「いいの?」っていう顔。
シン、「いいの」っていう顔をして真理
の手を引っ張ってはいっていく。
○ 遊園地
クリスマスだけあって人があふれてい
る。
○ 観覧車の中
シンと真理が向き合って座っている
シン「みてみな。」
真理「うわっ、きれい」
シン、真理の顔を見る
シン「はじめて笑ったね」
真理「えっ」
シン「ずっと笑わなかったでしょ」
真理「...」
シン「キミはあのベンチで座ってた時はずっ
と 悲しそうな顔をしてた」
真理「...うん」
シン「ねっ。あのベンチに座ったらこんなき
れいな景色を見ることもできなかった
し、笑顔になることもなかった」
真理「うん、わかってる...。わかってる
けど」
真理、泣きそうな顔になる。
シン「あーっ。わかった、わかった。せっか
くのクリスマスなんだから泣くなよ」
○ ポストの前
カン「で、それから?」
シン「映画館、遊園地の次はピアノのコン
サートが見たいっていうからそこに
行って、サッカー観に行ってそれか
ら...」
カン「めちゃくちゃ遊んだね」
シン「幽霊だから移動時間がかからないん
だけど」
カン「なるほどね(笑)」
シン「それで、またあのベンチの戻った」
○ベンチの前
走ってきた様子でシンも真理も息を切ら
している
真理がベンチに座る
シン「久しぶりに走った。いつも浮いている
から。」
真理「疲れた。幽霊でも疲れるんだ。一生分
遊んだ感じ」
シン、近くの時計を見る。
シン「間に合ったね、約束の時間に」
真理「うん」
シン、真理の横に座る。
シン「ボクもちょっとの間待ってるよ」
夜になった通りには多くの人があふれ多
くのカップルがまえを通り過ぎていく。
× × ×
時計が約束の時間の30分後をさす。
二人、正面を見ながら
シン「おそいね」
真理「彼はよく遅れてくるから」
シン「そうでした」
前から、男が歩いてくる。
真理の顔が明るくなる。
シン「彼か?」という顔で真理を見る。
男、ベンチの前で立ち止まる。
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