シナリオ 死神さん その3
2000年9月20日 シン、同じ格好でベンチに近づく。
真理の横にすっと座る。
真理、待っていた人が来たと思い驚いて
シンの方を見る。
シン、なにやらつぶやいて長方形のお札
のようなものをはる。
○ ポストの上
シン「で、幽霊を見つけたオレはいきなりお
札をはった」
カン、シンをおもいっきり押す。
シン、ポストから落ちる
シン「なにすんだよ」
カン「あんたこそ何やってんのよ。常識で考
えてみて、いきなり強制成仏するひと
がいる?」
シン「(冷静に)よく知ってるね」
カン「私もよくやられるから。でもあれって
悪霊とかに使う最終手段でしょ。なん
でいきなりやってんの」
シン「いや初めてだったもんで」
カン「(ちょっと怒りながら)で、それから
?」
シン「それから...」
○ ベンチの前
効果がない。
シン、硬直する。
シンM「まったく効果がなかった」
カンM「やっばり」
シンM「うるさい」
シン、正面を向き直して座る。
シン「キミは自縛霊だね」
真理「まってるの、彼を。クリスマスの夜に
会う約束してたから」
シン「なるほど。それが原因か」
真理「私が見えるとしたらあなたも死んでい
るのね」
シン「いや、オレは違う。あの世案内人だ」
真理「死神ね」
シン「多くの人はそういうけど」
真理「死神さんが何の用?」
シン「ボクはキミを成仏させるのが仕事だ」
真理「でも私は彼を待ってるの」
× × ×
どこかで15時を示す鐘がなる。
シン「でもなかなかこないね」
真理「彼はいつもおくれてきてたわ。それで、
彼はおくれてきたときに小走りで走っ
てくるの。でも私はそんな謝っている
彼の顔が好きだったの」
シン「オレだったらぶっとばしているのに」
真理「...でもいいの。私待ってるから」
シン、黙り込む。
真理も黙る。
二人の前を多くのカップルが通ってい
く。
× × ×
シン「どこかあそびにいこうか」
真理「えっ」
シン「いいから、遊んで嫌なこと忘れようよ」
シン、真理の手を持って走りだす。
真理、シンに引っ張られる形で走っていく。
カンM「自縛霊を動かしちゃうなんて、あん
ためちゃくちゃね。」
シンM「あとですごく怒られたよ」
真理の横にすっと座る。
真理、待っていた人が来たと思い驚いて
シンの方を見る。
シン、なにやらつぶやいて長方形のお札
のようなものをはる。
○ ポストの上
シン「で、幽霊を見つけたオレはいきなりお
札をはった」
カン、シンをおもいっきり押す。
シン、ポストから落ちる
シン「なにすんだよ」
カン「あんたこそ何やってんのよ。常識で考
えてみて、いきなり強制成仏するひと
がいる?」
シン「(冷静に)よく知ってるね」
カン「私もよくやられるから。でもあれって
悪霊とかに使う最終手段でしょ。なん
でいきなりやってんの」
シン「いや初めてだったもんで」
カン「(ちょっと怒りながら)で、それから
?」
シン「それから...」
○ ベンチの前
効果がない。
シン、硬直する。
シンM「まったく効果がなかった」
カンM「やっばり」
シンM「うるさい」
シン、正面を向き直して座る。
シン「キミは自縛霊だね」
真理「まってるの、彼を。クリスマスの夜に
会う約束してたから」
シン「なるほど。それが原因か」
真理「私が見えるとしたらあなたも死んでい
るのね」
シン「いや、オレは違う。あの世案内人だ」
真理「死神ね」
シン「多くの人はそういうけど」
真理「死神さんが何の用?」
シン「ボクはキミを成仏させるのが仕事だ」
真理「でも私は彼を待ってるの」
× × ×
どこかで15時を示す鐘がなる。
シン「でもなかなかこないね」
真理「彼はいつもおくれてきてたわ。それで、
彼はおくれてきたときに小走りで走っ
てくるの。でも私はそんな謝っている
彼の顔が好きだったの」
シン「オレだったらぶっとばしているのに」
真理「...でもいいの。私待ってるから」
シン、黙り込む。
真理も黙る。
二人の前を多くのカップルが通ってい
く。
× × ×
シン「どこかあそびにいこうか」
真理「えっ」
シン「いいから、遊んで嫌なこと忘れようよ」
シン、真理の手を持って走りだす。
真理、シンに引っ張られる形で走っていく。
カンM「自縛霊を動かしちゃうなんて、あん
ためちゃくちゃね。」
シンM「あとですごく怒られたよ」
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