シナリオ 死神さん その2
2000年9月19日シン「呼び方なんてどうでもいい。キミを成
仏させる」
カン「無駄よ。今まで何人もの死神が私を
成仏させようとしてきたわ」
シン「(ちょっと弱気で)で?」
カン「まぁ、こういうわけね。無理なのよ
私を成仏させるのは」
シン「キミは自縛霊だね。きっとこの土地に
何か思い入れがあるんだ」
カン「そんなむつかしいことはわかんない」
シンもポストに座る。
カン「どうしたの」
シン「あきらめる」
カン「はぁ?」
シン「だめだ。オレなんかにキミを成仏させ
るのは無理だ」
カン「あきらめはやいね」
シン「オレ、新人だから」
カン「やっぱり、若くみえる」
シン「死神に年なんか無いよ」
カン「そうなの」
× × ×
人通りがなくなった。
カン「名前は?」
シン「...」
カン「ないの、名前」
シン「...」
カン「私はカン。あなたは?」
シン「...シン。...」
カン「シン、帰らないの」
シン「今日は帰っても暇だから」
カン「恋人いないの?」
シン「ませがき」
カン「(キャハハと笑って)いないんだ」
シン「うるさい」
× × ×
カン「ねぇ、黙ってないで何か話してよ」
シン、タバコをふかしている。
カン「(それを見て)病気になっちゃうよ」
うるさい、ていう顔をむけて、再び正面
を向いて
シン「それじゃ、ませてるキミにはちょうど
いい話をしてあげよう」
○ 繁華街(昼・クリスマス)
多くのカップルが歩いている若者の街ク
リスマスの音楽と白と赤のネオンが明る
い。
各ベンチにはカップルが座って仲良く話
している。
が、ひとつのベンチにはどのカップルも
座っていない。
よく見るとベンチの真ん中に女の子(真
理)が座っている。
年齢は高校生ぐらいだが、都会で見かけ
るような感じではなく、おとなしい感じ。
ダッフルコートがかわいらしい。
町の雰囲気と異なり真理は少し暗い。
だれかを待っている様子。
でも、その顔は無表情で少し悲しそう。
仏させる」
カン「無駄よ。今まで何人もの死神が私を
成仏させようとしてきたわ」
シン「(ちょっと弱気で)で?」
カン「まぁ、こういうわけね。無理なのよ
私を成仏させるのは」
シン「キミは自縛霊だね。きっとこの土地に
何か思い入れがあるんだ」
カン「そんなむつかしいことはわかんない」
シンもポストに座る。
カン「どうしたの」
シン「あきらめる」
カン「はぁ?」
シン「だめだ。オレなんかにキミを成仏させ
るのは無理だ」
カン「あきらめはやいね」
シン「オレ、新人だから」
カン「やっぱり、若くみえる」
シン「死神に年なんか無いよ」
カン「そうなの」
× × ×
人通りがなくなった。
カン「名前は?」
シン「...」
カン「ないの、名前」
シン「...」
カン「私はカン。あなたは?」
シン「...シン。...」
カン「シン、帰らないの」
シン「今日は帰っても暇だから」
カン「恋人いないの?」
シン「ませがき」
カン「(キャハハと笑って)いないんだ」
シン「うるさい」
× × ×
カン「ねぇ、黙ってないで何か話してよ」
シン、タバコをふかしている。
カン「(それを見て)病気になっちゃうよ」
うるさい、ていう顔をむけて、再び正面
を向いて
シン「それじゃ、ませてるキミにはちょうど
いい話をしてあげよう」
○ 繁華街(昼・クリスマス)
多くのカップルが歩いている若者の街ク
リスマスの音楽と白と赤のネオンが明る
い。
各ベンチにはカップルが座って仲良く話
している。
が、ひとつのベンチにはどのカップルも
座っていない。
よく見るとベンチの真ん中に女の子(真
理)が座っている。
年齢は高校生ぐらいだが、都会で見かけ
るような感じではなく、おとなしい感じ。
ダッフルコートがかわいらしい。
町の雰囲気と異なり真理は少し暗い。
だれかを待っている様子。
でも、その顔は無表情で少し悲しそう。
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